友人や、そのご家族が入院することになったら、「お見舞いに行った方が良いかな?」「でも迷惑ではないだろうか?」など、あれこれ迷ってしまいますよね。入院のお見舞いは、相手との関係性を考慮する必要があります。そこで今回は、付き合いの深さを考慮したお見舞いの仕方やお見舞い金の相場、お見舞い品の正しい選び方などについてご紹介します。

入院のお見舞いは、友人・ご家族との付き合いの深さを考慮しよう
ご家族の病気というデリケートな場面では、相手への思いやりが何より大切です。お見舞いに伺う際は、必ず事前にご本人や家族の都合を確認しましょう。特に入院直後や手術前後は避け、少人数で静かに伺うのがマナーです。
小さなお子さん連れや大人数での訪問は、他の患者さんの迷惑や感染のリスクにもなるため配慮が必要です。もし面識が少ない場合は無理に面会せず、お見舞い金や品物を贈って温かく励ますのも一つの方法です。相手の状況を一番に考え、心のこもった対応を心がけましょう。
お見舞いに行く際の基本マナーは?
誰にとっても病気というのは非常にデリケートな問題です。お見舞いに行く際には、人数や滞在時間、病室で話す話題など様々な観点で注意が必要です。以下のマナーを守ってお見舞いにうかがいましょう。
① お見舞いには少人数で
お見舞いはできれば1人、多くても2〜3人が理想です。小さな子どもを連れてのお見舞いや、大人数でのお見舞いも、他の患者さんの迷惑になります。ウィルスを外部から持ち込むのを避ける意味でも、周囲に十分配慮しましょう。お見舞いに行く前に、お見舞いに行っても良いかどうかを、友人やそのご家族に必ず確認したうえで病院を訪れるのがマナーです。「サプライズ」などといって突然訪れるのは失礼にあたるので絶対に避けましょう。
② 長居せずに短時間で
お見舞いに行ったら、面会時間は15分程度に、長くても30分以内で切り上げるのがマナーです。帰り際には、同室の他の患者さんにも一言挨拶をして帰りましょう。お見舞いの相手から頼まれた場合は、多少長居しても構いませんが、病人を疲れさせることのない配慮が必要です。相手の方が眠っている場合は、けっして起こさずにそっと退室しましょう。お見舞い品を持参している場合は、ナースステーションに預けて帰りましょう。付き添いの方がいる場合は、預けても良いか確認しましょう。
③話す内容にも気を付ける
面会中の会話は、気分転換になるような話題や前向きになるような話題を心がけましょう。相手の病状をこちらから根掘り葉掘り聞くのはタブーです。「早く元気になってね」「頑張ってね」という何気ない一言が、相手にとって酷な言葉になる可能性もあります。「無理しないでね」「ゆっくり休んでね」のような相手を思いやった言葉で回復を願う気持ちを伝えましょう。
④ お見舞いを避けることも考える
病気の種類や病状によっては、お見舞いに行くことが負担になってしまうこともあります。友人とは付き合いが深いものの、ご家族との面識が少ない場合は、お金や品物を贈ってお見舞いとするのが一般的です。特に、入院直後や手術前後は検査などで慌ただしくなるため避けたほうがよいでしょう。
お見舞い金・お見舞いの品のマナーは?
お見舞い金やお見舞い品を渡す際は、どのような点に注意すればよいのでしょうか。お見舞い金の用意の仕方や金額の相場、お見舞い品に選んではいけないものなど、相手を不快にさせないための基本的なマナーをご紹介します。
お見舞い金は旧札で用意する
お見舞い金の場合は旧札で用意するのがマナーになっています。ただし、あまりにもクシャクシャなお札は失礼にあたるため、少しだけ使用感のあるものを用意しましょう。お見舞い金やお見舞い品の相場は、相手との関係性にもよりますが、3,000円〜5,000円が相場とされています。あまりにも高額なものは相手に気を遣わせてしまいますし、退院後の内祝いの際に負担となってしまいます。ただし、お見舞い金は地域によって相場が違うため、友人が同郷の場合は、実家の家族に尋ねるなどして相場を確認しておくのが良いでしょう。
お見舞い金の袋は「紅白の結びきり、水引・のし鮑なし」を選ぶ
お見舞い金は、病気が二度と起きないことを願って「紅白の結び切り」もしくは「あわじ結び」の祝儀袋に包むのがマナーです。お見舞い金の祝儀袋は、「のし鮑なし」のものを選びます。のしには「喜びが伸びる」という意味があり、お見舞いには不適切とされているためです。表書きには、袋の中央に「御見舞」もしくは「お見舞」と書き、その下に自分の名前をフルネームで書きます。また、お見舞い金の現金は、元気に前向きになってもらいたいという願いを込めて「上向き」で入れるのがマナーです。肖像画が表になるように向きを揃えて入れるのがポイントです。
傷みやすい食べ物や相手を傷つけるものは避ける
お見舞い品に食べ物を選ぶ方が多いですが、傷みやすいものは避けましょう。入院中は食事が制限されていることもあるため、病院を訪れる前にあらかじめ確認してから選ぶことが大切です。入院中に必要な「パジャマ」「スリッパ」などもつい選んでしまいがちですが、入院が長引くことを連想させるため縁起が良くありません。良かれと思って贈ったもので相手を傷つけてしまうことのないよう、しっかりと配慮して選びましょう。

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お見舞いに喜ばれる贈り物は?
お見舞いの品は、病室に飾るお花や間食として楽しめるお菓子、入院中に読める本などが一般的です。相手を思って選んだものだとしても不快にさせてしまっては意味がありません。品物選びに迷った時は、本人やご家族に確認してから病院を訪れるようにしましょう。
① 花
お見舞い品として花を贈る場合は、相手が好きな花や明るい色の花を集めたフラワーアレンジメントやブリザーブドフラワーがおすすめです。香りの強いユリ、葬儀を連想させる菊、語呂が「死・苦」につながるシクラメンなど縁起の悪い花はNGです。鉢植えの花は、寝付く(根付く)という意味につながるので避けましょう。病院によっては生花の持ち込みが禁止されている場合もあるので事前に確認しておきましょう。
② お菓子
入院中は病院食が中心になるので、間食として楽しめるお菓子や食後に楽しめるプリンやゼリーなどが人気です。日持ちのするものや常温でも保存できるものを選びましょう。また、個包装されているお菓子は、他のご家族の方ともシェアできるため喜ばれます。食べ物を持参する場合は、食事制限がかかっている場合もあるので、病院を訪れる前に必ず本人に確認しておきましょう。
③カタログギフト
お見舞い品に迷ってしまった場合は、カタログギフトもおすすめです。相手にほしいものを自由に選んでいただけるので必ず喜んでもらうことができます。テーマごとに、さまざまなアイテムが掲載されているので、ページをペラペラとめくるだけで退屈な入院生活の気晴らしにもなります。
まとめ
入院のお見舞いは、相手との関係性を考慮する必要があります。お見舞いに行く際は、人数や滞在時間なども検討したうえで、必ず事前に相手に確認をとってから行くようにしてください。お見舞い金を入れる祝儀袋の選び方やお金の入れ方にも注意してください。お見舞い品は、日持ちのするお菓子や常温保存できるスイーツなどが人気です。病院に迷惑をかけることのないように正しいマナーでお見舞いをして、相手を元気づけてあげましょう。