90歳をお祝いする「卒寿」の正しい意味とお祝いの選び方

日本には古くから長寿をお祝いする文化があります。60歳をお祝いする「還暦」や、70歳をお祝いする「古希」などが有名ですが、90歳をお祝いする「卒寿」もそのひとつです。そこで今回は、卒寿の意味や由来、お祝いに関するマナーなどをご紹介します。

2023年に卒寿を迎えられる方は、満年齢でお祝いする場合は1933年(昭和8年)、数え年でお祝いする場合は1934年(昭和9年)です。

卒寿とは?

卒寿とは、長寿のお祝いの1つで、90歳のお祝いのことを指します。卒寿という名は、「卒」の略字である「卆」が「九十」に分解できることからきています。長寿をお祝いする習慣は平安時代に中国から伝わったとされていますが、当時は90歳まで生きる人は非常に少なかったため、卒寿のお祝いが行われることはほとんどありませんでした。
そのほかの長寿のお祝いとして、60歳の還暦、70歳の古希、77歳の喜寿、88歳の米寿、99歳の白寿、100歳の百寿(または紀寿)があります。100歳以上となると、108歳の茶寿、111歳の皇寿、112歳の珍寿、118歳の天寿、120歳の大還暦と続いていきます。81歳をお祝いする「半寿」は、傘寿と1年しか変わらないため省略する方もいらっしゃいます。

卒寿のお祝いはいつするの?

卒寿のお祝いをする時期は、地域によってさまざまなので特に決まっていません。しかし、数え年で90歳になっている間に行うようにしましょう(実年齢より1歳下の89歳の時点に行うことになります)。最近は、卒寿のお祝いと誕生日を一緒にお祝いするという家庭が多いようです。しかし家族で考え方が違うと、贈りものやお祝いの仕方も変わるので、事前に家族どうしで話し合っておくことをおすすめします。お祝いする日を決める場合は、以下のようなことに留意してください。

家族や親戚が集まりやすい日を選びましょう

卒寿を迎える誕生日や敬老の日、お盆やお正月、ゴールデンウィークなど、家族や親戚がなるべくたくさん集まれる日を選びましょう。ご本人にとっても、1人でも多くの人にお祝いしてもらえれば、喜びもひとしおです。

本人の体調を考慮して選びましょう

最近は高齢でも元気な方が増えていますが、さすがに90歳ともなれば健康面で心配なこともあります。春や秋といった比較的過ごしやすい季節を選ぶなど、体調に配慮して日程を決めましょう。移動に負担がかかることもあるので、自宅でお祝いの食事会を開くのもいいかもしれません。

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卒寿のお祝いの相場は?

卒寿のお祝いの相場は立場によって異なります。兄弟や親戚どうしで金額に差が出ないよう事前に相談しておくことをおすすめします。

子どもから両親へ贈る場合

両親に贈る場合は、20,000~30,000円が相場です。

孫から祖父母へ贈る場合

祖父母に贈る場合は、10,000~30,000円が相場です。

親戚に贈る場合

叔父や叔母など親戚に贈る場合は、5,000~10,000円が相場です。

友人・知人に贈る場合

友人や知人に贈る場合は、5,000円前後が相場です。

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卒寿のお祝いは「紫色」のアイテムが定番

卒寿のお祝いは、古希や喜寿と同様に、紫色がテーマカラーになっています。紫色は、日本では昔から高貴な色として様々なものに使用されていました。中でも、濃い紫はもっとも高い位とされていました。このことから、卒寿のお祝いには、紫色のアイテムやお花を贈ったり、紫色のちゃんちゃんこを用意することが多いようです。

例えば、こんな卒寿祝いはいかがでしょうか。

プリザーブドフラワー

お祝いに花を贈るのは定番ですが、生花は手間もかかりますし枯れてしまうこともあります。そこで人気なのがプリザーブドフラワーです。手入れの必要もありませんし、美しい姿のまま長持ちするので、長寿のお祝いにぴったりです。絹のような光沢のあるトルコキキョウや、スイートピーなどは特に人気です。

湯呑み

紫色の湯呑みもおすすめのアイテムです。男女問わず使えるのはもちろん、名入れできるものもあるので、卒寿のお祝いにぴったりです。90歳のお祝いなので、デザインや素材だけではなく、持ちやすさや重さも考慮したものを選びたいものです。湯呑みと一緒にお茶に合いそうなお菓子なども合わせて贈ると気が利いていて喜ばれます。

衣類

90歳にもなると、体のどこかに不調を感じるという方が多くなります。日常生活を少しでも快適に過ごしてもらえるように、肌触りのいいパジャマを贈るという選択肢もあります。特にシルクはなめらかで着心地もいいので快適に過ごしていただくことができます。ラベンダー色のセーターやニットは気持ちまで若々しくしてくれます。

卒寿で贈ってはいけないもの

卒寿のお祝いには、贈ってはいけないものもあります。以下にご紹介するものは絶対に贈らないようにしましょう。

「4」「9」など縁起の悪い数字に関係したもの

死を連想させる「4」、苦しみを連想させる「9」などの数字は、縁起が悪いため、お祝いごとには不向きです。「4」「9」の語呂合わせになっている「クシ」や「シクラメン」などは不吉なアイテムになるので絶対に避けたほうがよいでしょう。

靴、靴下、敷物など「足で踏みつけるもの」

目上の方への贈り物に不向きとされている、靴や靴下などの履物、バスマットなどの敷物は、「足で踏みつける」という言葉を連想させることから、長寿のお祝いにもふさわしくありません。「勤勉」を連想させる、時計、カバン、文房具などもNGです。

「別れ」などを想起させる、ハンカチや刃物類

漢字で「手巾(てぎれ)」と書くハンカチは「別れ」を想起させるため贈り物にはふさわしくありません。特に、白い無地のハンカチは絶対に贈らないようにしましょう。「別れ」と同じ意味の「縁切り」を想起させる刃物類もNGです。

「老い」を感じさせるもの

長寿のお祝いとはいえ、老眼鏡や補聴器、杖などの老いを感じさせるアイテムは避けたほうが良いでしょう。卒寿を迎えた方でも、気持ちは若々しくいたいという方もいらっしゃいます。「老人扱いされた」と取られてしまう可能性があるので注意が必要です。

贈ってはいけないお花

長寿のお祝いの定番でもある花にも、贈ってはいけない花があります。葬式などに飾られる「菊」や、枯れる時に花が落ちる「椿」などはNGです。

すぐに使える!「卒寿」のお祝いメッセージ

卒寿のお祝いは、心のこもったメッセージを添えて贈るとさらに喜ばれます。いくつか文例をご紹介しますので参考にしてください。

【子から親に】

文例1:

お母さん、卒寿おめでとうございます。

いつも本当にありがとう。

これからもいろいろ心配をかけるかもしれませんが

どうかいつまでも元気で。

文例2:

お父さん、90歳の誕生日おめでとう

長生きしてくれてありがとう。

これからも私たち家族を見守ってくださいね。

【孫から祖父・祖母に】

文例1:

おばあちゃん、卒寿おめでとうございます。

いつまでも笑顔が素敵なおばあちゃんでいてください。

○○○より

文例2:

おじいちゃん、90歳おめでとう!

いつまでも元気でいてね。

次は、100歳のお誕生日をお祝いしましょう。

孫一同より

【友人から】

文例1:

○○さん、卒寿おめでとうございます。

いつも若々しい○○さんは、私たちみんなの目標です。

これからも健康でいてください。

またみんなで旅行にでも行きましょう。

文例2:

祝 卒寿

人生を元気に謳歌しているあなたを尊敬しています。

いつまでも変わらぬ笑顔を私たちに見せてください。

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いかがでしたでしょうか。平均年齢が男女ともに80歳を超える日本においても、90歳という年齢まで元気でいらっしゃるということは特別なことです。いつまでも元気でいてもらうためにも、心のこもった卒寿のお祝いを贈りましょう。

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