年賀状は?初詣は?お年玉は?「喪中」のお正月の過ごし方を解説

家族や親戚など身内が亡くなると、遺族は一定期間「喪中」になります。喪中の期間は故人の冥福を祈るために、おめでたいことや派手なことは避けるべきだと言われています。本来ならおめでたい「お正月」と喪中が重なってしまった場合は、どのようなルールがあるのでしょうか。

そこで今回は、ぜひ知っておきたい喪中時のお正月の過ごし方やマナーについてご紹介します。

喪中時のお正月の過ごし方は?

喪中の場合、お正月をどのように過ごせばいいのでしょうか。項目ごとに解説します。

年賀状

喪中のお正月には年賀状は出さないのがマナーです。その代わりとなるのが、年賀状を欠礼する旨を知らせる「喪中はがき」です。喪中はがきには、誰の喪中であるかを明記して、11月中旬〜12月上旬に相手に届くように発送しましょう。相手から年賀状が届いた場合は受け取りを拒否する必要はありません。

新年の挨拶

喪中の間は、「おめでとうございます」というお祝いの挨拶は控えましょう。電話がかかってきたり、人と会った際には、「旧年中は大変お世話になりました」や「本年もよろしくお願いいたします」などという表現で挨拶するようにしましょう。

正月飾り

門松や鏡餅、しめ縄などの正月飾りはお正月に欠かせないものですが、喪中の場合は控えるのがマナーです。家の外はもちろん神棚への正月飾りも同様です。新年にあたって神棚を掃除したいという場合は、忌明け後に行いましょう。

おせち料理

おせち料理はお正月を祝う料理なので、喪中の時は控えた方が良いとされています。ただし、普段の料理として食べるのは問題ありません。その場合は、タイやエビ、紅白のかまぼこなどのおめでたい食べ物は取り除いて食べてください。お雑煮やお屠蘇も祝い膳とされているため喪中にはNGです。

初詣

喪中の初詣は神社やお寺によって異なりますが、特に神社への初詣は避けたほうが良いとされています。死を穢れとする神道の考え方に則って、50日間の忌中期間はお参りすることも鳥居を潜ることも禁じられているところもあります。一方、お寺は喪中に訪れても問題はありません。喪中のお正月に参拝したいという方は、お寺にお参りするのがいいでしょう。

お年玉

お年玉には「神様からの贈り物」という意味があるため、本来であれば喪中には避けるのがマナーです。しかし近年は儀礼的な意味も薄れています。お年玉を楽しみにしている子どもたちがいる場合は、「お年玉」と書かれたポチ袋は避け、「お小遣い」や「書籍代」として渡しましょう。

晴れ着

喪中の期間中は、晴れ着や吉祥文様などの華やかな着物は避けて、落ち着いた色合いの着物を選びましょう。

正月休みの旅行

お正月の恒例行事として家族で旅行に出かけるという方もいますが、喪中の期間は控えた方が良いでしょう。自宅で静かに過ごしましょう。

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押さえておきましょう!「喪中」の基本知識

喪中の範囲は?

喪中は、一般的に、2親等までの人が亡くなった場合に使われる言葉です。3親等以上の場合でも、喪に服してはいけないということはありません。故人との関係性や親族とのお付き合いなどから判断するのがよいでしょう。
喪中の一般的な目安は、父・母や配偶者の場合は12〜13ヶ月間、子どもの場合は3〜12ヶ月間、兄弟・姉妹・祖父母は3〜6ヶ月間、同居している家族の場合は親等に関係なく1年前後とされています。

喪中と忌中の違いは?

「喪中」としばしば混同されるのが「忌中」です。「忌中」は「喪中」の一部を指す言葉ですが、その大きな違いは期間にあります。忌日(故人が亡くなった日)から四十九日の法要までの期間を「忌中」といい(神式の場合は忌日から50日間)、忌日から1年のことを「喪中」と呼んでいます。どちらも故人への祈りに専念する大切な期間とされており、できるだけ祝い事を避ける傾向にあります。

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いかがでしたでしょうか。今回は喪中時のお正月の過ごし方やマナーについて解説しましたが、喪中で何より大切なことは「故人を想う気持ち」です。年末年始は慌ただしくなりがちですが、お墓や仏壇に手を合わせて故人を偲んでみてはいかがでしょうか。

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